収入の増減と母子手当の増減

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新たな生活の幕開け。

しかしながら、女性ひとりでの子育ては
時間も、お金も、並大抵の苦労ではありません。

もちろん、苦労は覚悟の決断ですので
間違いなく、あなたは頑張れるでしょう。

収入の確保が厳しい中でも
ひとり親家庭には、助成金という強い味方もあります。

いわゆる『母子手当』というもの。

全額支給なら…

１８歳未満の子ども
１人目：４２，５００円
２人目：１０，０４０円
３人目：　６，０２０円

２人目以降の金額の少なさの理由が理解できませんが
現状の制度では、上記金額が支給されます。

ですが、ここで１点注意したいのが
あなたの収入金額です。

ある一定の金額を超えると
全額支給から、徐々に減額されていき
規定の収入を超えると、一切もらえなくなります。

今月。とある女性から相談を受け
収入に対する母子手当の受給金額を調べてみましたので
ご紹介いたします。

とりあえず…ざっくりした結論から申しますと…

◆子ども１人（他に扶養家族なし）の場合
全額支給限度：年収５７万円以下。
※収入が増えるごとに増額分の約２５％が減額される。
一部支給限度：年収２３０万円以下

◆子ども２人（他に扶養家族なし）の場合
全額支給限度：９５万円以下。
※収入が増えるごとに増額分の約２６％が減額される。
一部支給限度：２６８万円以下。

◆子ども３人（他に扶養家族なし）の場合
全額支給限度：１３３万円以下。
※収入が増えるごとに増額分の約２８％が減額される。
一部支給限度：３０６万円以下。

収入が増えるごとに増額分の約〇〇％が減額される。
というのは…

子ども１人の方が、
年収５７万円（月収４７，５００円）の場合
全額支給なので、年５１万円（月４２，５００円）がもらえます。

■もしも年収が１０万円増え…６７万円になった場合。
全額支給の年５１万円（月４２，５００円）から
収入増分　年１０万円×約２５％＝年額　約２万５千円が減額され
支給額が年４８万５，０００円（月約４０，４００円）となります。
※簡単に計算したもので…正確な支給金額ではありません。

同じ職場で仕事を続けている場合
これほど一気に昇給することはありませんので
気にする必要はありません。

が、この簡単計算方法をご紹介したのは

収入増を目指して、転職をお考えの際に
必ず気になる部分だと思い
どの程度の収入UPに対して、どの程度の減額になるか？
簡単な目安にできると良いと思いご紹介しました。

業界を引退し
一般企業の従業員となるタイミングなどで
是非、ご活用ください。

母子手当の月額は、それほど大きな金額ではないかもしれませんが
収入の少ない時には、大きな支えになります。

受給資格を調べたり、申請手続きなどが面倒ではありますが
市役所の担当窓口で相談すれば、スムーズでしょう。

まずは、しっかりとした収入の確保が
楽しい生活への第一歩です。

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